モクジ
海外の音楽ライブではほとんどが撮影OK!だから日本のライブが理解できないんだ!!
音楽という世界でいうと日本はまだまだ発展途上にある。
日本人からするとあのアーティストは世界で有名だ!
とか絶対世界で通用する!!
なんて声を聞くが、
実際に海外で大きな成功を収めた日本人はごく一部だし、スキルなどをとってもまだまだ追い付かない。
何より音楽という物自体の歴史はほとんど日本は海外から取り入れてるので、
今のところ追いつけ追い越せという感じは見えない。
そんな海外の音楽の歴史の中で、どうしても理解できないのがこれだ。
『日本の音楽のライブではなぜ撮影が禁止されているんだ?』
海外の音楽ファンからするとこの撮影禁止という部分が全く理解できないらしい。
海外の人の日本の撮影禁止に対する印象と意見。
なぜ日本のライブというのは撮影が禁止されているか全く理解できない海外の人の意見はすごく新鮮なものだった。
・高い金払って聞きたいバンド見にいくのに撮影だめってなんだよ。
・そこまでしてDVD売りたいのか。
・日本は著作権やらなんやら厳しすぎる。
・セキュリティにジロジロ見られて不快だ!
などなどの声があがっている。
結構日本のアーティストが好きで、ライブに行く日本人でもこうした批判的思考を持っている人は多いだろう。
ライブなのに規制されまくった環境じゃあ楽しみが減る!!
と思っている人。
それが海外の人からすると、音楽の歴史があるので余計に違和感があるに違いない。
日本のライブに批判的なのは海外の音楽の歴史や文化が大きく違うから。
海外のライブハウスってどんな感じか知っているだろうか?
日本では見ないが、カフェとライブハウスが隣接というかくっついてる所も多い。
ライブハウスと隣接しているカフェのテレビにライブの映像が流れている。
ライブ見たいと思った人はチケットを買ってライブハウスに入る。
興味ないと思えばそのままカフェでのんびりしたり会話を楽しんだりする。
それくらい音楽というものが生活の中に密接している文化があるのだ。
羨ましい限りだ。なんでフリーダムな世界観。
そんな文化の中で生きてきた海外の人にとっては日本の規制されまくったライブ会場は
息苦しさしかないのだろう。
音楽は営利目的のものなんかじゃない!批判の理由はそこにある!
この考え方は人それぞれだろうが、音楽というものの根本的な部分はビジネスではないだろう。
それは何にでも言えることだが。。笑
そう思うと日本と海外の音楽の違いは
音楽というもののビジネス性の強さの違い。
かもしれない。
特に日本でこの音楽というもののビジネス性というのが一番露骨なのはアイドルだろう。
アイドルは韓国や日本くらいしかいない。
アメリカではアイドルというものの存在が謎でしかないだろう。
どのアーティストとは言わないが、顔はいいけどプロのダンスでもないダンスを踊ってしかも歌下手くそか!!
それでもビジネスとしてみればCDは売れてライブには人が集まり成功をおさめる。
なに?いい声?どこが?
え、なに?カッコイイ。だから?
だからなに?!歌上手い?耳おかしいのか!!
もうなんだよ!!恋人がいたからショック?!音楽関係ねぇじゃねぇか!!!
中にはアイドルだって努力しているんだから簡単に歌ってるわけじゃない。
なんて人もいる始末。
こんなもんどんなバンドだってめちゃくちゃ苦労している。
毎日路上で弾き続けて赤字だらけのライブをし続けて生活できないくらいの苦しい状況の奴らもいる。
しかもそんな埋もれているバンドの中にはものすごい才能を持った者達だっている。
じゃあそいつらも全員苦労してんだからデビューしていいだろう?
そういう問題じゃないんだ。
日本で成功していることでも海外からすれば全く理解できないことだろう。
アーティストに見た目もクソもない。良い音楽を提供してくれているアーティストが全てなんだ。
だからアーティストは認めてくれたオーディエンスに感謝するし、
オーディエンスもアーティストを応援する。
それが一番身近になるライブで堅苦しくされるのは我慢ならない気持ち。
わからなくはない。
ライブやコンサートの撮影禁止にすることで良いこともある。
海外ではあまりに撮影しまくるせいでアーティストどころか目の前が何も見えない。
ってくらい頭上にカメラを出す人に溢れることもあるようだ。
そうなればライブどころではない。
また、撮影ばかりしていたらせっかくの生の音を聞いているのにもったいない。
もっとアーティストをシッカリ見るべきだ。
という声もある。
その意見も非常に共感できるだろう。
一概に撮影禁止というのがダメとはいいがたいが、撮影してもいいとなってしまうと収まりがきかなくなる。
適度なバランスが大事なのだが、多くの人が溢れる場所でその適度なバランスを保つのは非常に難しい。
だから白か黒にしなければならないのかもしれない。
これはすごく難しい問題だ。
今日本でも徐々に撮影OKとするアーティストも増えていっているようだが、
そこにはやはりマナーというのが重要な部分になってきそうである。