心理学

ネットの誹謗中傷に隠れた歪んだ正義感。その心理と3つの対処法。 

ネットですごいひどい誹謗中傷を言われた。

SNSでものすごい嫌な思いをした。

気にしたら負け!言い返したら負け。

でもいつまでも続くネット上の誹謗中傷。

 

そして生きている事が耐えられなくなっていく。

 

今回はプロバイダー責任制限法などの改善やネットの悪質な人たちへのルールを改正しようという動きが起きだしたことにともない、

ネットの荒らしや誹謗中傷を繰り返すユーザーの事に関して話していこうと思います。

 

この記事で分かること。

ネットで悪質な誹謗中傷を繰り返す人の心理。

ネットユーザーの歪んで形成された正義感の正体。

ネットの誹謗中傷の適切な対処法。

 

自分がもし誹謗中傷をされた場合や、自分ももしかしたらこんな事言ってないだろうか?など

学びの場としてっていうのは凄いおこがましいけど僕自信も勉強のつもりで発信していきたいと思います。

ネットの誹謗中傷に潜んでいる偽物の正義感を持った人たち。

事件が起きたり、ネットで少し出てきた人やちょっと失敗したりする人が出てくると、

過剰に正義感ギラギラにさせてメチャクチャな事をネット上で言い出す人達って日に日に目立ってきた気がします。

 

テラスハウスに出演していた木村花さんもその被害者のうちの1人でしょう。

 

指摘したり暴言を吐いて、人を落としてボコボコにして正義の鉄槌をくらわしてやる!!!

みたいなこの日本という法治国家でよくわからない事を言い出す人がいるのです。

 

これは事件などで例えるなら、被害者が一番かわいそうというのは前提だとしても

 

  • 加害者は悪だ!加害者の家族も悪だ!
  • 住所を調べてネットに晒してやろう!
  • 家族全員の写真もネットにばらまいてやろう!
  • 加害者の家族に天罰を!嫌がらせをしに行こう!
  • 加害者も家族も精神的に追い詰めよう!
  • 俺たちは正義だ!俺たちは正義の救世主だ。

 

こんな事を言い出したりする人も増えています。

あらゆる事件に勝手に乗り込んで現場をめちゃくちゃにすることで有名な名探偵コ○ンですらこんな事はしません。

 

ねじ曲がった偽物の正義感なのか。

正義感ぶってただ人を痛めつける事を楽しんでるのか。

悪口や陰口でストレス発散なのか。

 

この心理は後ほど話しますが、どちらにしろどう考えても間違っていてやり過ぎであるこんなネットユーザーは後をたたないわけです。

 

そんなネットユーザーの行動心理について一つ一つ解説したいと思います。

 

加害者や標的の人をとにかくボコボコに誹謗中傷するネットユーザー心理。

悪いことをした人は悪く言われる。

これはまぁ仕方がない事だとは思います。

悪いことしたんだから。

 

でも世界で一番加害者を悪く言って良いのは間違いなく被害者なわけですよね?

 

その被害者に湧き上がる恨みや怒りを超える行動をネットユーザーがすることがあるんですよね。

不倫とか浮気のニュースでもそうです。

 

自分の周りにだって不倫や浮気の話はよく聞くのですが、芸能人というだけでボロクソに言われます。

芸能人なんだからボロクソ言われる覚悟くらいしてるだろ。

芸能人なんだから浮気や不倫は最低だ。終わってる。

もう二度と普通に外歩けないだろうな。恥ずかしすぎて。

 

めちゃくちゃ言いすぎだろ…っていう。

 

別に加害者の養護したい話じゃないんですが、

なぜこんな事が起きているかという誹謗中傷を言うネットユーザーの心理をいくつか紹介したいと思います。

 

【本気で正義だと思っている】ネットユーザーの心理。

一番ややこしいパターンですが、

ネットの誹謗中傷をする人の心理

己を正義だと信じて疑うことなく誹謗中傷をする人がいます。

 

簡単に言えば心理的には自分に陶酔している。

つまりそんな正義感を持った自分の世界が強くなりすぎて周りや本来の姿が見えていません。

 

ストーカーが僕がこんなに好きなのにどうして?!?!ってなるのと同じです。

自分の世界観が全てのものさしになります。

 

こうなっていると何を言っても通じません。

自分がやり過ぎた事、自分がもしかしたら逮捕されるかもしれない。

などのはっと我に返る瞬間が無い限りは。

 

【人を苦しめることを楽しみにしている】サイコパス的な心理。

正確に言うとダークトライアドなんて言ったりします。

荒らしの性格の心理学的な理由!煽るより放置?対策なし? 

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自己愛傾向 (Narcissism)、 マキャヴェリアニズム (Machiavellianism)、サイコパシー (Psychopathy) 

を合わせ持った人

 

要は簡単に言うとマジで危ない人って思ってくれれば良いです。

 

サイコパス的な特徴

良心、思いやりの心がほぼない。

他者に共感しない

合理的で自分の利益のためだけに平然と嘘をつく

責任という概念がない。

罪悪感無し。

自尊心が高く、自分こそ全て。

初対面は魅力的。

 

ネットの誹謗中傷の一つに

住所晒すって行為があります。

あきらかにやりすぎな行為です。

 

法治国家の日本で言えばちょっとだけ難しい話をすれば

 

氏名とか住所ってものはプライバシーとして保護される余地があるんですよ。

これは何かを登録する時にもよく見るやつですね。

つまり承諾なくプライバシーな情報をネットに公開するとプライバシー侵害となって民事上は不法行為って事になります。

 

つまり法的に見てもあきらかに駄目です。

 

そしてさらに追い込まれた人が苦しみ、自分の人生を終わらせる選択をしたらどうでしょう?

普通は自分の行いや行動に罪悪感や虚無感やらもう耐えきれないほどの後悔や苦しみを味わうと思います。

 

でも?

 

サイコパス性が高い人にとってはどうでもよく、関係ないです。

 

ただ他人が苦しみ、のたうちまわり、人生が狂おうともそれを見るのが好きです。

更に言うとそれで他人がどうなろうと遊び道具程度にしか思ってません。

自分が逮捕される事のデメリットを考えて善人ぶる人が大多数です。

 

ただただネット上でターゲットを決めて、

その人を追い込んで罪悪感も共感もなく、

己の欲望のままに快楽のために人を壊そうとしている人。

 

こういう誹謗中傷をする人もいます。

 

【周りに流されて同じように悪口を言う人】ネットの誹謗中傷は多数決で起きている。

リーガルハイというドラマの名シーン

『本当の悪魔とは巨大に膨れ上がった時の民意だよ。』

 

犯罪ももちろん駄目ですし、メディアで性格悪いことをして炎上している人も良くはありません。

でもそれを皆が皆で右向け右!アレは悪だ!あいつは悪いやつだ!あいつは犯罪者だ!

 

と周りの空気感や皆言ってるからと流されて誹謗中傷を起こしてしまう。

 

こうした人もかなり多くいます。というより大多数はこの巨大に膨れ上がった民意かもしれません。

 

これは自分だけ感覚がずれてるのは嫌だ!皆がそうなら自分もそうだ!

という自己防衛本能に近い心理が働きます。

 

海で水着は平気です。でも街なかで水着で歩けません。

なぜなら皆が水着の海と、誰も水着を来ていない街なかだからです。

 

【自分を高めず他人を下げる。】自尊心が低い人のネットの誹謗中傷。

ネットに限ったことでは有りませんが、ネットでは特に強く出る傾向があります。

 

自分を高めずに他人を落としたり見下す事で自分の存在価値を高める人たちです。

自尊心が低い。つまり自分に自信がない人ほどこの傾向は強く出ます。

 

他人の悪いところを見つけて叩いたり、悪口を言ったりすることで

「自分はあんな駄目な人間じゃない。クズじゃない。まだ大丈夫だ。」

と内心では思って安心するわけです。

 

自分は常識があり、自分は善人であり、全然あいつに比べたら価値があると他人をバカにすることで思えるわけです。

 

でも正確にはそう思い込もうとしているのです。

メディアに出てきた人や事件を起こしてしまった人などはそういった自尊心の低い人のターゲットにされ、

そしてその低い自尊心を満たすための踏み台として使われます。

 

この自尊心は高すぎても自己愛が強くてナルシストになってしまいますが、

低すぎるのも厄介なものです。

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ネットユーザーによる誹謗中傷の被害者とあなたに伝えたい対処法3つ!

ネットで誹謗中傷の被害を受けた人はもちろん聞いてほしいですし。

あなたも!そして僕自信も知っておきたい。そして学ばなければならないことです。

 

でも偉そうな話をするわけではなくて、

ただ心の持ちようだったり考え方などどういう対処をすれば良いのかという部分を少しでも参考になればいいと思って書きましたので御覧ください。

 

①匿名でネットリンチをする正義感づらしたネットユーザーには極力関わらない。触れない。

関わらない。触れない事が最善というのはかなり大切なのです。

これはなぜか。

 

もしそのネットで誹謗中傷をする人にサイコパシーがあった場合どうでしょう?

あなたが傷ついたり壊れていくのを楽しんでいます。

 

あなたが反応したり立ち向かおうとするほどサイコパス性の高い人は喜びます。

もっと過剰に相手を追い込もうとしたりゲームのように楽しむかもしれません。

 

とにかく反応を見て喜んでいるわけです。

 

普通は悪口を言われたらカッとなったり言い返したくなります。

また勘弁して下さいと謝りたくもなってきます。

 

でもそれでは終わりません。ではどうするべきか。

 

答えは無反応です。

 

反応が無いことほど誹謗中傷を楽しんでいる人にとってつまらない事はありません。

すごく嫌なことを書かれようとも反応しなければいづれ相手の誹謗中傷が無くなることはかなり多いです。

 

言われたい放題やられたい放題で辛いからやり返そうとすると逆効果なことはかなり多いんですよね。

 

②ネット上の誹謗中傷は行き過ぎたものはすぐに法的手段か警察へ。

単純に先程も言いましたが、民事上は相手のプライバシーを犯す場合は不法行為です。

 

 総務省の有識者会議は、被害者が裁判によらずにプロバイダーから発信者情報を得やすくする具体策を議論。11月までに取りまとめて来年の法改正を目指す。自民党などでも罰則強化やSNSでの中傷を規制する議員立法に向けた動きがある。

ネット中傷規制強化について

 

これからどんどんネット上での規制強化、やりすぎた中傷行為への対策は出てくるでしょう。

だからまず自分でなんとかしようとせずに警察へ事情を説明したり、正当な手続きを踏むことが望ましいです。

 

匿名だろうとなんだろうと、

SNSなどで誹謗中傷を受けた場合、被害者はプロバイダー責任制限法によって、SNSの管理者に発信者情報の開示を求めることができるのです。

 

まぁつまり簡単に言えば

 

匿名だろうと誹謗中傷を言った人の情報を開示して法的に手続きとれますよ。ってことです。

 

現在はまだ開示されるケースが少ない状態ですが、

かなりこれからもっと規制が入って開示されやすくなっていくでしょう。

 

誹謗中傷の被害者が頑張って自分でなんとか相手を説得しようとしてもまず無理なケースが多いです。

ではそこで警察や法律を挟んだら相手はどっちがビビるでしょう?

 

どう考えても警察や法律のほうが強力です。

 

それを知ったらうかつなことが出来ないという人もいるでしょう。単純に不法行為ですから。

 

そして何よりネットだろうとそういった被害があった場合の対処法は警察の方がよく知っているでしょう。

餅は餅屋というやつです。不法行為に対しては素直に頼りましょう。

 

③ネットユーザーの中のサイコパス性が高い『荒らし』と言われる人は実は全体の0.47%だけ。

これは考え方の問題です。

でもとても大事です。

 

誹謗中傷を受けた場合一番辛いのが精神的苦痛です。

長い時間精神的苦痛とストレスに襲われ続ける事で人間は簡単に壊れるのです。

 

だからこの精神を出来るだけ和らげる考え方も大切になってきます。

 

自分がダメなのかも。

自分って最低かも。

人間としての価値が無いのかも。

皆に自分ってこんな風に思われてるの?

 

自尊心はズタズタに壊されてあなたは人間不信になったり鬱になったりします。

実際そうして精神を病んだ人も多いでしょう。

 

でもですよ?

 

ネット炎上に積極的に参加している人って実は全体の0.47%しかいません。

 

1000人中5人ほどしかいません。

学校なら学年に1人いるかいないか。クラスにいることは稀なレベル。

 

そんな0.47%の人にあなたは壊される必要はありません。

その人達が動かした歪んだ民意に惑わされる必要もありません。

 

臭い言葉を言えばあなたの周りの殆どはあなたの味方です。

 

ネットでの誹謗中傷って掲示板などでも同じ人が何度もコメントをしていたり便乗しているだけパターンってかなり多くあります。

Twitterもアカウントを複数作って色々なところに悪口を書いている人もいます。

 

ほとんどの人はコメントしませんし炎上させようとしません。

 

ネットで暴力を食らっていると思ったらそれは0.47%だ!狭い世界のたわごとだ!

99%以上はそんな事思ってないんだ!そう思うようにしてみてください。

 

ネットの誹謗中傷心理と対処法まとめ。

ネットで炎上、事件などについてコメントをするなんてことは今の時代当たり前にあるわけですが、

ネット犯罪も同じように増えていてそんな正義感じみたコメントの中にも犯罪は潜んでいるわけです。

 

そんなコメントに振り回されたり同じ考えじゃないとおかしいのかな?と騙されないでください。

 

あなたは自分が悪いことをしても友達に怒られたり自分で反省したりするだけの話。

もし事件を犯したとしても恨むのは被害者であり、裁くのは法律です。

 

ネットの誹謗中傷に正直正義もくそもありません。

みんなが悪く言うから、皆が駄目って言うからではなく自分のしっかりとした考えでオンラインも活用していきたいものです。




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