モクジ
利尻島の本物のナマコストラップは食べられるし面白い!と大人気に。
月曜から夜ふかしで特集されてからというもの加速的に人気が上昇している
「なまこストラップ」
今回はこのなまこストラップを調べてみようと思う。
特集された北海道利尻島について
なまこストラップが特集されたのは北海道は利尻島。日本の最北端ともいわれる稚内の近くにある島だ。
日本海側に浮かぶほぼ円形の島で面積182.11km2
海の幸が豊かでいろいろな海鮮物がとれて、有名な利尻昆布もこの利尻島の特産物でアワビなども産地として有名だ。
そんな利尻島からなぜなまこストラップは作られたのか。
なまこストラップの何が面白いのか。
通販などはあるのか?
などなどを見ていこう。
なまこストラップはこうして作られる。
なまこストラップある(本物のナマコを使用) pic.twitter.com/eGWaL6qrPG
— ざいとう@ʓƕʓƕよしお (@zaito01_WIXOSS) 2018年2月4日
利尻島にはなまこが沢山採れるのだが、まずこのなまこを漁師が採ってきてそれを1カ月以上かけて乾燥させる。
この乾燥とは機械などをつかうわけではなく天日干しだ。
そして手のひらサイズほどのなまこは一ヶ月の乾燥により、小指の先ほどの大きさまで縮む。
そして大きくてブヨブヨしていたナマコは水分を失ってより密度を高くして石のように固くなる。
この乾燥した小さななまこの状態のなまこは『きんこ』と呼ばれる高級食材となる。
ここで食材にすせず、ネジを入れ、金具を取り付け、ストラップにすることで
『なまこストラップ』は完成する。
このまま何の加工もしないなまこストラップもあれば、
コーティング剤を塗って耐水性にしたり色をつけているなまこストラップなどもある。
なまこストラップは食べられる?!
彗星倶楽部のディナー 3 / na0905
なまこストラップの作られるまでの過程を読めば自ずとわかるが、
本物のなまこを乾燥によって固めたものをそのままストラップにしている。
つまり本物のなまこなので水に漬け続ければもう一度なまこに戻る。
なまこストラップ自体には
ストラップ用に金具がついているため食用には適さない。
と書いているが、この文章裏を返すと
適さないと言っているが食べれないとも書いてないし、
金具が理由ってことは金具とったら普通になまことして食べられるってことだよね???
という話。
つまり結果的に食べられるといえば食べられる。
本物のなまこストラップは使用上の注意が面白い!笑
なまこストラップはもともと一風変わったお土産品ということだったが、
注意事項もやはり変わっている。
『水をかけないで下さい。戻って柔らかくなります。』
『湿度にご注意下さい。カビがはえる恐れがあります。』
『柔らかくなってきた場合は、天日で干して下さい。』
『遭難等緊急時に食べられます。ただし戻るまで3日かかります。』
やはりわかっていても水をかけると柔らかくなるというのは面白い。
もちろん本物のなまこなので湿度やカビに注意するのもまあわかる。
だがストラップが柔らかくなったら天日で干せって斬新すぎるし、遭難時に食えるけど戻るまで3日かかるならもう緊急時に食えへん!!!
緊急時に3日かかったらもう食えへん!!
雨の日にカバンにつけていたなまこストラップが帰宅した頃にちょっとデカイと思うとかなり怖い。
なまこストラップなんて商品をどうして考えたのか。
このなまこストラップもともと日本人観光客に向けたものではなかったらしい。
じゃあ誰に向けて作られたものかというと、『中国観光客』のためのお土産品だ。
中国人のなまこに対する高級志向とグルメ感みたいなものは日本とは比にならない。
先程いった乾燥ナマコによってつくられた『きんこ』は超高級食材。
中国からすると喉から手が出るほど欲しがる食べ物だ。
僕らが海外で大量に安く松茸を手に入れられると思えば大量に買いたい気持ちのようなものだ。
そんな中国や台湾の観光客へ徹底した品質アピールと一風変わったもの。
そして乾燥ナマコである『きんこ』は金運をもたらす縁起物として知られているため身につけるものとして。
何より中国や台湾などの彼らの強いなまこ愛を考えて『なまこストラップ』は誕生したのである。
なまこストラップはどこで買えるの?
なまこストラップがテレビで特集されたのは北海道の利尻島のお土産だが、
今は沖縄や青森など様々なところの現地お土産屋でなまこストラップは買える。
(なまこが採れるところならなまこストラップは一ヶ月乾燥させるだけだからね・・・)
情報としてはないが、下手したら海沿いのお土産屋にいけば売っている可能性は高い笑
なまこストラップに通販はあるの?
北海道利尻島のなまこストラップはネット通販にはなかった。
だが探していると石川県の能登のなまこストラップがネット通販にあるようだ。
能登のなまこやさんが『なまこストラップ』を通販していた。
http://www.namakoya.com/holder.htm
(税込・送料別)756円
こちらもちゃんと本物のなまこを使っている。
もしほしいけどと言う人は購入してみてはどうだろうか。
なまこストラップまとめ
本物のなまこを使う限りなまこストラップは常に生産できるわけではない。
なまこの漁期は1月から3月。
つまりこの時期に採れたなまこを1ヶ月ほどかけて乾燥させるので、4月か5月には完売してしまう恐れがある。
本当に欲しい人は早めに手に入れたいものだ。
本物のなまこを使ったストラップなので食べられると言っても本当に食べる人はいないと思うが、
一つのアクセサリーとして話題に出来る事は間違いない。